よしもとばななの『みずうみ』

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みずうみ
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1.よしもとばななの『みずうみ』


中島くんがはじめて家に泊まった日、死んだママの夢を見た。
久しぶりに人と同じ部屋に寝たからだろうか?
」ではじまる、
よしもとばななの『みずうみ』を10年ぶりに読んだので*、
その感想と名言を紹介しようと思う。

(*)今回も惹きつけられた様に、最後まで読んでしまった。

あなたの人生にタメになる形でまとめたので、ぜひ最後まで読んで欲しい。


では早速、見て行こう。


1-1.『みずうみ』の感想


看病の末に「ママ」を失ったヒロインのちひろとアブノーマルな中島君が
メインキャラクターの物語になっている。

よしもとばななの小説に登場するキャラターによくあるが、
ちひろも中島君も、社会規範にはまることなく、毎日精一杯「自分」を生きている。


そんな中島君だが実は、
子供のころにある団体に誘拐された時にできた心の傷を背負っていた。


その傷のせいで、
生きることに絶望してもいなかったが、希望も抱いていなかった中島君は、
同じ様に「自分を生き」、「気持ちの暴力が少ない」ちひろのおかげで、
希望を持てるようになり、2人とも2人だけの明るい未来に向かって強く歩き出せるようになったというお話だが・・・


湖の幻想的な描写を初め、詳細な情景描写が多く、
まるで自分がその場にいるような感覚にさせてくれる。

また中島君の友達チエは未来を予知する予言者だが、
正に彼女の予言通り物語が展開していく『みずうみ』は、宿曜師の予言通り展開する『源氏物語』を僕に思い出させた。


さてここから、
心に残る印象的はフレーズ(名言)を紹介しようと思う



1-2.『みずうみ』の名言


1.自由の香りのする花

彼(パパ)の人生ではママだけが自由の香りのする花だったのだと思う。
(p7 括弧内は僕が追加)


あなたはこのような恋人にあったことがあるだろうか?

僕は1度だけある。(笑)


2.その悪いことがあると、いい面がきわだって見える


人生には必ずいい面もあるものだ。
悪いことがあると、いい面がきわだって見えるのも、残念ながら確かなことだった。


確かに、嫌な野郎に出会うと、家族のありがたみをより痛感できる。

だからと言って野郎には感謝しないのだが(笑)


3.裸踊り

自分の母親の棺おけの中を、好奇心と興味と嫉妬でいっぱいになった人たちが、形だけ、とおりいっぺんの黒い服を着て、偽の厳粛さで身を飾って、悲しげな顔にぎらぎらとしたまなざしをはりつけて見に来たときのあの気持ち……その取り繕われたいんちきな雰囲気を壊すために裸踊りでもしてやろうかと思うようなあの気持ちを、私は一生忘れないだろう。(p10)


ハイジのおじいさんが嫌いな、町の偽善者を彷彿とさせるな。


4.よけいなもので、気をわずらわせている

……それでも、お棺にすがって号泣するパパを見たとき、負けた、と思った。パパはママしか見ていないのに、私はしっかりよけいなもので気をわずらわせている。(p11)



5.自分のままでいればよかった

もっとむちゃくちゃに泣けばよかった。パパみたいに、わあわあ泣いてお棺にすがって大騒ぎすればよかった。
人目も周囲の思惑もみんなふっとばして、自分のままでいればよかった。
(p61)




6.愛されているってどういうこと?

小さいとき、夜中にうっすらと目を開けるといつでも、ママがむきだしになった私のおへそをぽんぽんと優しくたたきながら、パジャマを直して、ふとんをかけてくれる光景を見たものだった。

「愛されているってこういうことだな、『この人に触っていたい、優しくしたい』そう思ってもらうことなんだ」と私は体で覚えている。だから偽ものの愛には体が反応しないように、きちんとできている。そういうのが「育てられた」っていうことなのだろう。(p15)


僕には、今はオーストラリアにいるプロの音楽家の友達がいる。
フランスとスペインの国境沿いで生まれた彼女は、両親に捨てられて孤児院で厳格に育てられたと
僕にだけ語ってくれたのだけど、そのことがいつでも、いつでも彼女の心に暗い影を落としていて、
常に自分が捨てられた理由を探し求めているようだったな。

7.とりもどせないこと

あとからではもうどうしようもない、とりもどせないことがあるんだ、とその手の熱さは語っていた。(p39)


命は取り戻せない、だから大切な人の命を守りたいと強く思う。


8.幽霊が一番恋しいと思うものとは?

そんなふうににぎやかな感じも、コーヒーの匂いも、若者たちの話し声も、全て久しぶりでなんだかくらっとした。こういう、生きているものたちの普通の生活は、幽霊になったらいちばん恋しいものだろうと思った。(p26)


9.大切な人に名前を呼んでもらうと・・・

中島くんがちひろさん、と言うと、私の名前が宝物のようにいちいち輝いた。それを私は不思議に思った。あれ?今、光った。もう一回呼んでみて、と。(p27)



10.部屋が奇妙に明るくなる

中島くんが部屋にいると部屋が奇妙に明るくなり、なんだか生まれて初めて「友達がいる」「ひとりじゃない」そういうふうに思った。(p30)


これは僕も体験がある。
カナダでイレネといたとき、彼女が笑う度に部屋がパッと明るくなった感覚がした。(笑)


11.水のつまった肉

人間は肉、水のつまった肉なんだということに少しだけ疲れていたのかもしれない。パジャマを着替えさせるとき、ママの襟元から、水の匂いとしか言いようのない匂いがむわっと立ち上がってくる。(中略)
そのときは「ああ、人は、水でできている」と思って気が重くなったものだった。(p33)


エピクテトスは人間は「死体を運ぶ魂」だと言う。


12.自分の好きなことしかしない

でも、中島くんと会ってから、彼が最低限自分の好きなことしかしないためにただ毎日をひたすらに生きている様子を見て、私ははじめて自分の「ほんとうはできないくせに、人と違うのがこわいから、すりよっていこうとしている」母と全く同じ種類のスケベ心に気づいた。そんなものがこれからの人生にとって何になる、と思ったとき、私は母と自分の人生はどこからどう見ても全く違っていくだろうことに気づいた。(p35)


周囲に自分を合わせるのが、人生において何の意味もないとちひろは思ったということ。



13.Don’t take it for granted

こういう時間にママはいつでも店に出ていたし、中島くんは変わった家庭に育ったようだし、私たちはよく知らない生活をなぞって、おままごとみたいに家族のだんらんごっこをしているようだった。お互いにこれをあたりまえだと思っていないから、心から、むさぼるようにこの時間が幸せなのだ。(p117)


2.まとめ


ということで今回は、
ネットビジネス界でYouTubeチャンネル登録者数がトップの
アシタカが、よしもとばななの『みずうみ』の感想と13名言についてお話した。

この小説は、情景描写が美しく幻想的なので読んでみて欲しい。

ではまた。

インターネットライフスタイルを送る
アシタカより。

Sincerely,
Ashitaka

Peace.

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