よしもとばななの『イルカ』の”名言18選”と感想!

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よしもとばななのイルカ
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冬の終わりに、悪性のインフルエンザにかかった。そこから全てが始まったし、それがなかったら何もなかったと私は思う。あんなにいやなことで、たまらなくて、ないほうがいいようなことだったのに、それが全ての大切なポイントだった。」


このように始まるよしもとばななの『イルカ』を10年ぶりに
サクサクと読んでみたので、感想と“心に残るフレーズ18選”を紹介しようと思う


あなたが1番気に入ったフレーズは何だろうか?

1.よしもとばななの『イルカ』の感想


この小説は恋愛小説家キミコ(33歳)を主人公とする、恋愛物語。

小説家のよしもとばななが、
小説の中に小説家を登場させるという、ロシアのマトリョーシカ人形の様な
構造になっている(入れ籠構造)。


主人公が小説家、とくに恋愛小説家だけあって、キミコ自身や他の登場人物の
心の微妙な動きが、他のよしもとばななの小説より、詳細に書かれている。


それだけでなく、キミコが妊娠して赤ん坊ができることで、
逞しい母親の視点も獲得して、「彼女の世界の見方が新しく生まれ変わる」のもこの小説の面白いポイントだと思う。
(子を持つ母親の気持ちが深く味わえる 笑)


それでは、早速そんな恋愛小説家、あとで母親となったキミコの恋愛に対する
考えを初め、『イルカ』の名言を見て行こう。

2.名言18選


2-1.若い時の恋とは?

胸が苦しくて苦しくてしかたない、若いときだけの恋の姿だった。(p31)




2-2.人生はいくつになっても・・・

人生はいくつになっても必ず新鮮な気分になれる出来事が待っているものだ。(p5)




2-3.世間体や社会の決まりを受け入れない

死んだ母親にあまりにも世間体や社会の決まりをうるさく言われすぎて、私はそういうことがなにもかも、どのようにも受け入れられなくなっていたのだ。(p11)


世間体や、社会規範といったしがらみなんて糞くらえだ。

なぜなら絶対的に正しい規則などないのに、規則にしばられている人間は自分が
盲目的に信じるのみならず、それを他人に強要するのは傲慢だからだ。

大抵は、規則、規則とますます息苦しく自分たちのクビをしめることになるのが落ちだ。

女性の方も、親や世間の目を気にして結婚を急がない方がいいと思う。

本当にその人自体が好きでなければ、お金があっても上手く行かないのだから。

僕の経験上、一緒にいる人によって、人生が左右される、
天国にも地獄にもなるのだから。



2-4.やりたいようにやる

その人がしたいようにすればいいのだ。大人になってあまりにもたくさんのものを見てきて、私はほんとうにそう思うようになっていた。(p12)


社会規範ではなく、自分の価値観(軸)を持って、それに従って生きたり、
僕のアメリカ人の元恋人のように自分の心に従って(follow my heart)生きていくのが望ましいと思う。



2-5.生きている証

ある瞬間、突然何かをしたくなる、また何かをやめたくなる。
そのときの気持ちこそが私にとって生きている証だったのだ。
(p21)

衝動ですな!


2-6.インフルエンザから回復していって・・・

これもまた体が勝手に食べていく、そういう感じがした。(p10)




2-7.インフルエンザの後で・・・

食べ物の味がちゃんとしてきて、なんでもおいしく深く感じられる。(p19)

僕もスペインでおたふくになった時に、2週間ほどほとんど食べられなくなり、
食べても美味しくなくて、頬がこけていったのだが、その後で食べたパエリアはとても美味しく感じられた。

美味しく食べられるのは当たり前ではないと心底感じた。
ホントに。



2-8.外で食べると・・・

外で食べるというだけで、なぜかなんでもとてもおいしくてたくさん食べられるものなのだ。(p82)

ずっと海外の田舎の別荘で暮らしていたので、↑で言っていることはよく分かる(笑)。



2-9.高校生の時、屋上でポテチを食べていると・・・

ぽりぽりとポテトチップスを食べていると、自分のあごの骨が振動するのがわかった。生きているという感じだった。そういう思い出を作るために、つみかさねるために、人はいろんなことをしているのだろう。(p142)

普段僕たちは、心臓の鼓動に注意を向けることもないし、意識しなくても呼吸しているのだけれど、改めて意識して呼吸したりすると、自分が生き物なんだと実感できるものだ。

あごの骨の振動で、生きている実感を味わったことはないけど。(笑)
固いビーフジャーキーでも食べて、振動させたら、改めて「生きてる!」と思えるかも(笑)。



2-10.マザコン男VSファザコン女

だいたいどうしてまだ母親が生きてぴんぴんしているのに、もうひとり母親を欲するのか、私には日本人の男の人たちがさっぱりわからなかった。(p22)
(中略)
そしてきっと女性は男に父親を求めていって、お互いが欲しがるばかりで与えることもないから、すれ違う欲求不満のエネルギーだけがあちこちに淋しく漂うことになるのだな、と思った。(p24)


そうそう、マザコン男。いるいる。
まあ、オイディプス王の様に、僕らには本来そういう性向があるのかもしれないが。


それにしても、女性が男(men)のことを、男子と言ったりする辺りに
―草食系男子、眼鏡男子などだが―日本人の男が精神的に成熟していないという事実が
現れていると思う。

20代後半でも男子。30歳でも男子。
やれやれ。



2-11.病院の屋上で病人と居て・・・

どう考えてもそこでは私がいちばん若くて元気なのに、いちばんみじめに見えた。それは、私が自分のことだけでいっぱいで、外のものをなにも受け入れていないからだった。彼らは死の可能性といっしょに、外のものを大きく受け入れていて、おだやかで強かった。
(中略)
あの屋上でわずかな時間を、会話も交わさずに共有した人たちのほとんどが、多分もうこの世にはいない、そう思う。そう思うと、私は少しでもあの人たちのように死を近くに感じ、触れていたいと思う。あんなふうに自分をなくして開かれた心で世界を見つめたいと思う。(p26~27)


「私」は自分のことや内面に意識が向いていて、外のことを感じる余裕がないと言っているのだ。

その点、スペインは本当に良い所だと思う。

みな自信があって、たとえ鼻毛がバカボンの父のように飛び出していても、
男なのに腹が妊娠9ヶ月の妊婦くらいに出ていても、自分の内面の葛藤がないから、
素直に心を開いて(open-minded)、世界に触れ合っているからだ。



2-12.素の自分で

流れる水のように、そこにたつきれいな泡のように、生きて死んでいきたい。
水の底にはコケも生え、ぬるぬるした魚やどろどろしたヘドロみたいなものもたくさんあるだろう。
そういうことも含めて、そのままで生きていきたい。
(p39)

人間には誰でも、ラマピテクスからヒトになる過程で身に付けた、
残虐性や攻撃性があるが、キミコ(orそれを書いたよしもとばなな)がそういうことを受け入れているのがさすがだと思う。



2-13.「そのまま」の人

私はいつでも私自身であり、欠けても満たされてもいない。それだけでもう、私はいつだってひとりぼっちだった。

私のような「そのまま」の人は実はとても珍しいのだ。(p81)




2-14.孤独

ひとりということが、こんなに淋しいというふうに感じるのは、
大勢と過ごす夢の中にいたからだろう。(p98)


よく言われることだが、
孤独は一人きりの山頂で感じるものではなくて、
人があふれる街の中で感じるものなのだ。



2-15.心が空間の変化に追いつかない感じ

人生の場面が急に変わるのが好きなの。極端なら極端なほど、嬉しいの。
私は言った。
「アラスカに行って、翌々日はハワイとか、そういうようなこと?」
マミちゃんは言った。
「そうそう。それで『さっきのは夢だったのかな?』と思うのが好きなの。」(p144)



僕も2年間海外に住み、最近ちょっと日本に帰ってきたのだが、
空間が違うのに心が慣れない感じがいつもする。

僕は今は家にいるが、田舎で暮らしていたことを思い出すと・・・
不思議な感じがするし、今もそういう感じがしている。


心が空間の変化に追いつかない感じがするのだ



2-16.赤ん坊を生む最後の瞬間に・・・

最後にいきんでいるあいだには自分の『最後の一押し』ができない性格をまた思い知った。筋トレも水泳も勉強も、あと一息のつらいところをくぐれば身になるよ、と言われてきたけれど、身になったあとのことに興味がなかったので、目の前の楽をいつでも取ってきた。今回はそうは行かない。他人の(といっても自分の子供だけれど)命がかかっているのだ。(p223)




2-17.時間は戻らない。

時間は戻らない。
命に関わることを味わうたびに、私たちは深くそう思う。
手に持てるのは今の瞬間だけだ
(p229)


セネカの言う通り、皇帝(日本の場合は天皇)が賛成したとしても、
大衆がみな賛成したとしても、あなたの時間を取り戻すことはできない。


だからこそ、過去のことを悔いたり、将来の不安で今を無駄にするのではなく、
人間は今しか生きられないんだから、今の瞬間を自分になって生きるべきだと思う。



2-18.赤ちゃんを産んだことで・・・

久しぶりに出た外はなんでもきれいに見えた。遠い空も、道行く人も、ぴかぴかに磨かれた車たちさえも。ここで、この世界で私はまだしばらくは生きていくのだろうと思った。
願わくば、この肉体がこの世にあるあいだ、なるべく多くの愛をいろいろなものに捧げますように。

そして当分はそのことのカギを、やっぱり横にいるこの小さな生き物の手が、
紙みたいに薄い爪が、つるつるのほっぺたが、小さな唇が握っているのだ。
この小さな生き物を中心にして、私は世界に出会いなおし、学び直し、つながりなおすのだろう、
赤ちゃんを見つめながら、そう思った。
(p251)



子供が世界の中心になる・・・それが(理想的な)母親というものかもしれない。


少なくとも子供の命を必死になって守ろうとする母親には僕は心を動かされるし、
彼女たちの役にたちたいと思う。*
(*) パラグアイ滞在中にはそういう日本人の母親によく会った。



それにしても、キミコはインフルエンザの後に、
景色が変わって見えたように、赤ちゃんができた後も、同じように、
世界を違った様相で見ることができるようになったが・・・

僕は子供は産めないが・・・
『ほうほう、そんな感じがするのか、なるへそ』と、
痛い思いと苦労をして自分の腹から命を生み出した母親の気持ちが分かった気がした。

(新たな学びさ。)


3.まとめ


ということで今回は、
ネットビジネス界でYouTubeチャンネル登録者数がトップの
アシタカが、よしもとばななの『イルカ』についてお話した。

air-mail
【P.S.】

あなたが共感した名言があったら、
教えて欲しいのでコメントください。


インターネットライフスタイルを送る
アシタカでした。

ではまた。

Sincerely.

Ashitaka

Peace.

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