英語公用語化に待った!『日本語防衛論』

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eigokouyougoka
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津田幸男著
『日本語防衛論』
小学館 2011年4月18日
 

2010年6月にユニクロと楽天が”英語社内公用語化”という
驚愕の発表したことは記憶に新しい。


そう、英語がますます重要になってきている中、日本語の防衛という観点から、
本書は日本での英語の普及(「英語支配」)に待ったをかけている。

つまり本書では・・・
英語社内公用語化“、”小学校英語教育“、就職条件としてのTOEIC採用・・・
といった「英語支配」による”日本語や日本人への悪影響“を論じている。

英語支配の”日本語への影響“としては例えば、
「在来日本語」の減少(=外来語の増加)や日本語の地位の低下、ひいては日本語の消滅が挙げられている。

また英語支配の”日本人への影響“としては、
格差の拡大、セミリンガル化、アイデンティティーの消失などが挙げられている。

それでは具体的に、英語支配による日本語と日本人への悪影響について見ていこう

1.英語支配の日本語への影響


例えば、英語を初めとする「外来語」の圧倒的な輸入によって、
1.「在来日本語」(和語+漢語)の減少*
2.意味不明・意味曖昧化
3.日本語の相対的地位の低下
を招いているとしている。

「在来日本語」ってあんた、全てではないにしろ、漢語も「外来語」だし
どうして漢語は良くて、英語の輸入はいけないのかと思ったが・・・

確かに、コンピュータ関連の文章などカタカナ語の比率が多すぎると、
意味不明かつ意味が曖昧な「無意味な文章」になることからも分かる様に、
カタカナ語の増殖による意味不明化・意味曖昧化は教育上も政治的にも有害だろう。*

(*)敢えて、意味が曖昧なカタカナ語を使用して日本人を煙に巻いて、
日本人に有害な(売国的な)法律でも作られたらたまらない。


2.英語が格差を生み出している


次に、英語支配が日本人にも悪影響を与えているという主張だが、英語能力が日本人の収入格差を生み出しているという。

実際に大阪大学教授の松繁寿和氏によると、
日本では英語能力は、「格差を生み出す重要な要因」になっている。


このような点は、高所得・高地位を手に入れられるかどうかにおいて、英語能力が重要な要因となっていることを意味する。日本においても英語の経済的価値はかなり高い。今後、英語の重要性がさらに高まっていくことを考えると、このような状況は加速されると思われる。ひいては日本社会の上層に上るために必須の言語としての地位を英語が獲得するかもしれない



他方で「英語が『世界標準語』として君臨している」国や地域(インド・フィリピンなど)では、英語能力によって社会の中で序列が出来てしまっていると指摘している。(「英語支配のタテの構造」)


英語能力による序列(英語支配のタテの構造)とは、
ネイティブ・スピーカーを頂点とし、
英語第二言語話者(インド・フィリピン・シンガポール)
英語を外国語として話す者
英語を全く話せない者

というピラミッド型の階層のこと。




英語能力による序列か・・・
日本ではもう既に2001年の段階で、英語能力による”日本人間の格差”が生まれているが

これからアメリカ人を日本の大学で講師としてもっと多く雇うようになる、
病院でもアメリカ人の医師が病院で働けるようになる・・・
要は社会が今よりもずっと「アメリカ化」する訳だから、
日本でも”序列”が形成されるのだろう。


日本なのに、英語のネイティブ・スピーカーが良い職と給料を貰い、
それに準ずる英語能力をもった人がそれに続き、
英語が下手な人という具合だ。


そう、英語支配(英語の普及)で結局得するのは、アメリカ人やイギリス人等の
ネイティブ・スピーカーなんだよな。



正に植民地支配だな。

3.日本語を防衛する方法


このように日本でも英語の支配が拡大するにつれて(英語の普及)、日本語が英語よりも軽視されている(日本語<英語)実態に対する対抗策として著者は5つの方法を紹介している。


つまりこの本では、英語支配から日本・日本人を守るには、日本語を守る必要がある
としてその5つの方法が述べられている。

その内の3つの方法とは、
英語支配に対抗して日本では日本語が英語よりも重要であるという意識・地位
を築く方法
だ(日本語>英語)。

例えば、大学では英語は選択性にして、日本語を必修科目にするというものだ。



これを国策とするなら、それも良いと思う。

しかし・・・

しかし、日本の政策決定を担う者が、日本をアメリカ化する政策を取る中、
よって英語支配を日本で強化させようとしている中で、
日本の個々人が日本語をメインにして、英語学習を今より軽視するというのは
個々人が生き残っていくために現実的な方法ではないと思う。


今までは日本語だけでも職に就けていたが、
国の政策決定者が日本語だけでは生き残っていけないような状況にしようと
している中で(英語支配のタテの構造)、日本語を重視していても、多くの者は生活していけないではないか。


従って、日本語の読み書き能力が既にある人は、英語を伸ばす為に、
英語を必死に勉強すべきだと思う。

ここでどの程度の英語力が必要なのかを考えた時、
少なくとも日本のエリートは、英語のネイティブ・スピーカーを含め、外国人を議論で打ち負かすくらいの英語力が必要だろう。

p99に次のように書かれている:

世界中の人々は「自己主張が強く、自己正当化がうまく、強欲で、自分が正義だ」という論理で生きているということを、日本人はよく認識しておかなければなりません。

これに対応するには、生半可な英語力では太刀打ちできないということも知っておくべきなのです。


1.自己利益の追求の為に、自分が正しいということを、論理という武器を以って唱えてきて、2.たとえ過ちを犯しても、謝らず自己正当化(self-justification)する相手から自分を守るには、相当の英語力が必要になってくる。

日本では外国人と日本語で対応することも大事だが(地域性の原理)、
海外で相手と一戦構える時のために、相手の言葉を相手以上に上手く使える力もエリートには必要だろう。

まるで、ケンブリッジ大卒の白洲次郎が、”米語”を話すGHQの准将に英語が上手いと言われた時に、”英語”で次のように言ったように・・・

“If you study a little harder, you will improve your English.”
あんたももう少し勉強すれば、英語が上達するだろうよ。



4.まとめ


ということで今回は、
ネットビジネス界でYouTubeチャンネル登録者数がトップの
アシタカが、英語支配に対抗して日本語防衛の必要性を説く『日本語防衛論』についてお話した。


因みに、英語社内公用語化の後、2014年の段階だが、楽天の三木谷氏は、売り上げも上がったし、優秀な社員が集まる様になったと述べている。

ではまた。

インターネットライフスタイルを送る
アシタカより。

Sincerely,

Ashitaka

Peace.

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