ご紹介!吉本ばなな『虹』の感想と”名言11選”!

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吉本ばななの虹
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1.吉本ばななの『虹』の書評・感想


舞台は、南国タヒチと東京。

読んでいるだけで、タヒチの透き通る青い海、白いエイ、黄色い鮫、黒真珠・・・などが目の前に浮かび、そこにいるかのように楽しむことができた。

文章から色が感じられて、心を晴らしてくれる小説となっている。


また吉本ばななの小説にしては珍しく、
「タヒチでの出来事(タヒチのパート)」と「東京での出来事(東京のパート)」が交互に来るように構成されていて、しかも「なぜタヒチに行くことになったのか?」が、「東京のパート」によって、徐々に明らかになっていくという構成は非常に面白い。

徐々に謎が明らかになっていく構成になっているので、
読み終わった後にもう一度初めから読み直してみると、「そう訳だったのか」といろいろ発見があり、最初に読んだ時とは違う新しい感覚で再読を楽しめるようになっている。

読み終わったら、もう一度最初に戻って読んでみよう。

そんなおすすめの『虹』だが、
名言・印象的なセリフをまとめたので紹介しようと思う。

あなたはどの名言が気に入っただろうか?


2.名言10選

2-1.最初に東京からタヒチに来た時は・・・

なんだかの中から隔てられて見ている世界みたいに、きれいなことも勢いがある光も遠く見えた。(p39)


最初に東京からタヒチに来た時は、東京にいたときと同じように、
「私」は世界を感じられなかった。

けれども・・・

2-2.タヒチの海に潜ると・・・

夢のようだ、まるで虹を見ているようだ、と私は思った。七つの色がみんなこの世界には入っている。
(中略)
いろいろなことがあったけれど、またこういうきれいなものを見ている……生きているかぎり、また苦しいこともあるだろう、でも必ずこういうものが目の前に現れてくるのだ。必ず。

そう思うと奇妙に強い力が私の体の中に湧いてきた。が、少なくともその瞬間はただただ少女に戻って、未知の異世界を旅していたかった。(p13)


2-3.魚たちの世界

海に入ると、そのいけすの中にいて見られているのはむしろ人間のほうだった。魚たちはがやがやと泳いでくるエイリアンたちを完全に無視してのびのびと泳いでいた。(p11)


そうそう、日常生活に埋没していると、やれ人間関係とか、
仕事とかが、この世の全てであるみたいに思われるけど・・・

地球の表面は70%が海で、人間が住むことができる陸地は30%しか
ない。そして70%を占める海は人間がほとんど知らない世界なのだ。

30%の陸地に暮らしている人間は、ともすると人間中心主義になり、
この陸地での出来事が人生の全てであるかのように錯覚するけど、
まだほとんど知らない世界が地球の7割だし、そこには人間以上の数と
莫大な種類の生物が息づいている。今この瞬間にも。

そう考えると、人間関係の悩みなんて、
取るに足らないと思わせてくれる。

なぜなら陸地よりも海が地球の大部分を占めるということは、
陸地に住む人間が中心じゃないし、その陸地で起こる人間関係がすべてじゃないし、
まして仕事なんかもすべてじゃないことを意味しているから。


2-4.東京人はこれがないから、精神が・・・


すごいなあ、この緑と花の勢いは。
(中略)
月明かりの下でも激しく生きている。海の中には気味の悪いくらい無数の生命がひそんでいて、夜の中でやはりうごめいている。人間なんてそういうものに取り囲まれてごちゃごちゃ何かしているだけだ、
そう思えるくらい、この島では自然の勢いがちゃんとものを言っていた。

東京にはこれがないから、人間がとんでもないかんちがいをしながら、精神がひとひねり複雑になってしまうんだ、と私は納得した。(p115)


2-5.生きている実感

しかしその時、海の中では、私はとても冴えた状態になっていた。まわりが突然はっきり見え、水の生ぬるさを心地よく肌にとらえ、生きているものたちに囲まれていた。ちょうど幕が上がっていくように、世界に入っていくことができた。

足の先が海の底の砂に触れている、今、息が苦しくなって、顔をあげて呼吸をして、またすぐに海に入った。髪の毛が揺れている、目の前を横切っていったのは亀だ……。
そんなふうに、その時の私にとってはひとつひとつがまるで朝目が覚めてからのことのように、はっきりと新鮮に感じられ、しかもどんどん驚きを増していった。(p16)


2-6.タヒチでの暮らしは・・・


明日もなく、将来もない、今日だけがあるそういう暮らしだった。そういう単純な暮らしこそが、私の夢見る暮らしだった。(p17)


「今に目を向けよう」という
良い意味での刹那主義を、日本人はもっと学ぶべきだと思う。

生きられるのは、今しかないのだから。

過去を生きることもできないし、将来を生きることもできない、
つねにやってきた今を生きることしか人間にはできないのだから。


2-6.子供に戻った感覚


あの時、人の手のぬくもりが、私をふいにはっきりさせたから、私はずっとぼんやりとしたままで東京に帰らなくてすんだ。

人は旅先ではしょっちゅう子供に戻ってしまう。肉体的な疲れでもなく、現実的な疲れでもなく、余裕のある疲れ方をすると独特の感覚が芽生える。それは、世界が今まで思っていたものとまるで違って見えるということだった。すると子供に戻ってあらためて体験するしかなくなる。
(p126~127)


2-7.密のような瞬間

それでも人と人の関係にはたまに密のような瞬間がある。子供の頃の遊びみたいに罪がなくて激しく、永遠にその琥珀色に閉じ込められた、強烈な甘みを持つ瞬間。(p17)



2-8.タヒチの船上で・・・


幸せなカップルを見た。ふたりが並んで海を見ている光景、それはまるで永遠に続くかのように美しかった。

でも誰にとっても等しく、それはずっと続きはしない。どんなすばらしい瞬間も、必ず変化していってしまう。

だからこそ彼らは美しかった。(p18)



2-9.祖母が言っていたのは正解だった


(結婚)相手を選び間違えるとどんどん変なふうに転がっていくから、都会には気をつけなさいと祖母が言っていたが、そのとおりだった。(p108 括弧内は僕が追加)


そのとおりだろう(笑)。
しみじみそう思う(笑)。


2-10.結婚はあせらないほうが・・


私は遅くなってもいい結婚をしたから、あせらないほうがいいわよ。特に今の時代は、いろいろな形が選べるから。せっかくそういう時代に生まれたんだから、じっくり選んだほうがいいわよ。(p138)


今じゃ「契約結婚」という考えもあるからな。

勿論、欧米人にとっては、
結婚とは神に対する契約でもあるのだが。ヨーロッパ人にとっては、結婚する男女間の契約という意識の方が強くなるが。

とにかく、「契約結婚」という形だと、
5年とか10年とか決めて結婚生活を送り、
もし契約期限が来たら、お互いに更新するか、却下するか決めるという具合
になる。

愛している人に契約を更新してもらうために、
魅力的な自分で居続けようとするので、良い考えだと思う。


またスウェーデンには、結婚したカップルの9割が
サンボ(事実婚、同棲)を経て、結婚している。

2-11.美しい景色の下で食べると・・・

景色がいいとものっておいしくなってしまうからなあ。(p162)


僕もこの間まで海外で田舎の別荘に住んでいたが、
美しい景色を見ながら、野外で食べると、
美味しくたくさん食べれるということを実感した。

勿論、人と一緒に食べるとさらに
美味しく感じられる。



以上、
『虹』の名言11選を紹介した。

あなたの心にグッときたものはどれだっただろうか?

3.まとめ


ということで今回は、
ネットビジネス界でYouTubeチャンネル登録者数がトップの
アシタカが吉本ばななの『虹』について書評と名言11選を紹介した。

あなたはどの名言が気に入っただろうか?

心を打った文をコメント欄を通して、
教えてくれたら、うれしく思うね。



インターネットライフスタイルを送る
アシタカより。

ではまた。

Sincerely,

Ashitaka

Peace.

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